二世帯住宅を考えている方で、何階建ての家にすればよいか、迷っている方は多いのではないでしょうか?
建ててから後悔しないためにも、住居スタイルごとのメリット・デメリットの把握はとても大切です!
今回は「3階建ての二世帯住宅」に焦点を当てて、
【二世帯住宅】3階建ての間取り
30坪でも狭さを感じさせない間取り
出典:MISAWA
30坪ですが全部で5つの個室を構えるなど、二世帯住宅として十分な間取り。
親世帯にも安心の和室があります。
各部屋も十分な広さが確保されているので、狭さを感じさせません。
世帯間の距離感を考えた間取り
出典:ヘーベルハウス
リビングダイニングから浴室、そして玄関に至るまで完全分離の間取り。
距離感の確保はまさに完璧で、家に入る時から二世帯のようで、二世帯ではない雰囲気を味わえます。
しかしせっかく同じ屋根に下に暮らしているので、時にはコミュニケーションを取る事も大切です。
そんな時は2階のバルコニーを利用すれば、良い気分転換になるでしょう。
各部屋の広さを確保した間取り
出典:セキスイハイム
2階を生活の中心とした間取り。
各フロアは約20坪と決して広いとは言えないものの、3階建てにすることで、各部屋の広さはしっかりと確保されています。
主寝室にはウォークインクローゼット、3階には駆け回れるほどの広い子供室があります。
居住スペースをしっかり確保した間取り
出典:セキスイハイム
親世帯を3階に、子世帯を1階としたタイプの間取り。
2階と3階にそれぞれのキッチン等の設備を設置した完全分離型。
エレベーター完備のため、親世帯は移動の心配もいりません。
また、居住スペースをできるだけ確保するために、1階には大容量の納戸があります。
広い趣味室のある間取り
出典:ヘーベルハウス
ビルトインガレージ、そして広い趣味室を同じく1階に設けた間取り。
2・3階のベランダも広く取られ、生活空間以外の場所に、こだわりを発揮しています。
リビングとは別にサブリビングを設置するなど、世帯間の距離感にも配慮しています。
趣味の部屋を確保した間取り
出典:セキスイハイム
3階建てではありますが、生活空間は2階から上になります。
親世帯の部屋も2階にしているので、食事のたびに上り下りをする必要もありません。
1階は趣味の空間として、ビルトインガレージ、そしてバイク用のガレージを設置。
もちろん自転車も中にしまうことができるので、雨などの心配もいりません。
メンテナンス等も屋内で行えるので、天候に関係なく趣味に没頭できるでしょう。
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収納力抜群の間取り
出典:suumo
狭小住宅ではあるものの、
を別にした、完全分離型の間取り。
ビルトインガレージやウォークインクローゼットを確保するなど、必要な設備もしっかりと完備。
収納も多く、少しのデッドスペースも作らない、細かな工夫が見て取れます。
開放的な三階建ての間取り
出典:セキスイハイム
メインキッチンは2階、1階にはセカンドキッチンを備えた、開放的な3階建ての間取り。
スカイバルコニーをはじめ、シアタールームに着付け室と、趣味へのこだわりをいかんなく発揮している住宅です。
1階から3階まで個室をばらけて設けているのも特徴で、階層ごとに居住空間や共有スペースと決めつけず、自由な間取りを設計しています。
世帯間でプライバシーに配慮した間取り
出典:PROUDIO
世帯間で、プライバシーに配慮した間取り。
生活時間帯の違いに配慮し、玄関は2つ設けています。
2階には子世帯リビング・ダイニングを設置。親世帯と一緒に食事を楽しむ際も、ゆとりある広さです。
3階にあるルーフバルコニーは、ホームパーティーやガーデニングの場としても活躍します。
ほどよい距離感を保てる間取り
出典:ikiki
共有部分はドアのみで、後は全ての設備を、それぞれの世帯用に確保している間取り。
テラスなど一部共有部分として使うこともできるので、絶妙な距離感を保ちつつ、時には集まってコミュニケーションをとることもできます。
屋上部分のペントハウスもその1つで、家族皆で使えるルーフバルコニーとして、多種多様な使い方ができます。
それぞれのライフスタイルを叶える間取り
出典:suumo
多世帯でも、それぞれのライフスタイルを叶える間取り。
親世帯の部屋は、採光に配慮したバリアフリー設計で、半地下に広い収納を設けています。
2階には、賃貸スペースも確保しているのが特徴です。
【二世帯住宅】三階建ての価格
三階建ての二世帯住宅とは一言で言っても、二世帯住宅自体にいくつもの住宅タイプがあり、
・住宅自体の構造
・素材
・設備
などで一概に「○○万円」と言うのは難しいところ。
基本的には三階建ての家を建てるには、
と言われています。
これには設備等はもちろんですが、階建てを建てる際に必要になる
といった特別な費用の存在が浮き彫りになるからです。
しかし全ての三階建てで価格が上昇するのかと言われるとそうでもなく、狭小住宅など条件によっては価格が安くなることもあるようです。
これは住宅価格ではなく、土地の大きさによるもので、土地面積が小さくなればその分値段も少なく済むことが要因として挙げられます。
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【二世帯住宅】3階建ての完全分離型の実例
出典:公式サイト
こちらは、完全分離型の三階建ての実例。
将来親世帯の足腰が弱っても、支障がないようにホームエレベーターを設置。
また、1・2階は住まいのあちこちに、自然光が届くようにデザインされています。
小さなお子様がいるので、家のどこにいても目が届くよう、間取りにもこだわりました。
出典:公式サイト
子世帯のダイニングキッチンは、ナチュラルでぬくもりのあるインテリアが魅力。
ダイニングテーブルの後ろには、子供用のカウンターデスクと書棚を配置。
家事の合間に、子供たちに勉強を教えることができます。
家族構成:6人(両親・夫婦・子供2人)
延床面積:240.02m2
【三階建て二世帯住宅】階層ごとの使い方
2階建てなら一階は親世帯、2階は子世帯とするのが一般的です。
しかし3階建てともなると、階層の使い方にも少しコツがいるのか、特徴的な使い方をする家庭が多く現れています。
そんな3階建ての二世帯住宅の階層ごとの使い方について、5つ紹介します!
1階を親世帯用にする
最もオーソドックスでありながら、最も親世帯のことを考えたプランが、
です。
2階以上にもなると階段の上り下りが辛くなり、生活にも支障をきたします。
そこで1階を親世帯専用とし、子世帯は2階以上を使用します。
親世帯が元気な間は2階で共に食事を取りながら、今後のことも考えて1階にもキッチンを作っておくといいかもしれません。
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2階を親世帯、3階を子世帯にする
建物自体は3階建てですが、1階部分をガレージなどの生活空間以外の設備にしているところも多く、そういった住宅では2階を親世帯としています。
3階建てですが、事実上は2階建てのような住宅なのかもしれません。
各寝室を1階と3階に置く
1階を親世帯とし、2階部分を
といった共通の空間のみにして、子世帯の生活空間は3階にしたタイプも存在します。
各世帯の寝室が2階を隔てて完全に分離しているので、
となっています。
親世帯用のフロアを3階の最上階にする
オーソドックスな1階を親世帯用にするタイプとは反対に、
もあります。
1階を親世帯用のフロアにすることは、親世帯の外出が楽になるなどメリットもありますが、陽当たりの悪さなどデメリットも生じます。
どこかに両世帯が集う場所を作る
3階建ては階層が多くなる分、はっきりと各世帯の生活空間を分離することが可能です。
そのおかげで絶妙な距離感を保つことができますが、やはり同じ家に暮す家族である以上、時には顔を合わせてコミュニケーションを取ることも大事。
そこで食事は共に取るだけでなく、広いバルコニーや屋上にテラスを設置するなど、階層ごとにどこかで集まることのできる場所を設けるのもおすすめです。
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【二世帯住宅】3階建ての口コミ・評判!
悪い口コミ
良い口コミ
まとめると
など、3階建て二世帯住宅のデメリットとなる部分が、悪い意見として挙がってしまっているようです。
良い口コミには
などがありました。
3階建て二世帯住宅はデメリットもたくさんありますが、吹き抜けや中庭をつくるなど、事前の対策で快適に過ごすことが可能です。
【二世帯住宅】3階建てのメリット
部屋を広くできる
3階建てを建てる理由の1つとして挙がる土地面積の狭さ。
土地が狭ければフロアを増やすことで、1つ1つの部屋を広くすることができます。
駐車場を設置できる
敷地内に駐車場を設けることができれば、とても便利ですよね。
3階建ての二世帯住宅は、ビルトインガレージの設置率も高く、出かける際に車を必要とする家族がいるのなら、とても便利になるのは確かです。
陽当たりを確保できる
都市部になると家が密集し、2階でさえも陽当たりが良くない場合も少なくありません。
それならさらに上の3階建てであれば、他の階層よりももっと陽当たりを確保できるようになります。
さらにそこに屋上を作り、吹き抜けとなる部分を作れば言うことはありません。
3階建ての二世帯住宅のメリットは様々あり、他に挙げられるのは
などがあります。
【二世帯住宅】三階建てのデメリット
3階建ての二世帯住宅のメリットを紹介しましたが、デメリットはないの?と気になる方もいらっしゃると思います。
そこで、次は3階建ての二世帯住宅のデメリットを紹介します!
階段の上り下りが負担になる
全ての3階建て住宅でエレベーターが完備しているわけではありません。
そうすると、毎日階段の上り下りをしなくてはならず、場合によっては1階から3階までを毎日往復しなくてはいけません。
親世帯にとっては特に、身体に負担がかかってしますので、デメリットになります。
光熱費がかかる
階層ごとにエアコンを設置するなら、やはりそれだけ光熱費が掛かります。
階層が少なければワンフロアまとめての温度調整が可能ですが、階層が多くなってしまう三階建てではどうしても難しくなってしまいます。
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家事がしづらい
今では家事のしやすさを追求した間取りの設計も行われていますが、動きの多さ、それに対する家事のしづらさはやはり発生してしまいがち。
できることならその部分も踏まえてよく考えたいところです。
例えば、階段の上り下りをどうにかしたいなら
家事をしやすくしたいなら
いずれも事前の準備が必要となりますが、工夫次第で快適な三階建ての二世帯住宅はしっかりと実現することができます。
まとめ
今回は3階建ての二世帯住宅について、詳しく紹介しました!
3階というスタイルを利用して、
・収納スペースを確保
・広い趣味室を確保
など、間取りを色々と工夫できることが分かりました。
二世帯住宅に住んだ後に、世帯間でトラブルが起きないように、階層ごとにどう間取りを作っていくのかしっかり考えましょう!
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