住宅を建てる際に、必ず検討しなければならないのが火災保険です。
二世帯住宅を建てる際に、
と考える方も、いらっしゃると思います。
今回は、
など、二世帯住宅の火災保険に関する、気になる情報を詳しくまとめました!
【二世帯住宅】火災保険に入るメリット
住宅を融資する際は、万が一の時に備えて、土地や住宅を担保として扱っているため、火災などにより住宅が滅失してしまった場合に、担保が取れなくなってしまうことを防ぐためです。
全て現金での購入の場合を除き、火災保険の加入は必須です。
ただし、オプションなども含めて、
は様々なので、いくつかメリットをまとめて解説します!
火災による資産の損失をカバーできる!
保証の内容は
など様々で、掛け金により補償額は変動しますが、貰い火など防ぎようのない火災もあるので、加入しておくべきです。
※隣家が出火元で、貰い火により自宅が燃えてしまった場合でも、隣家に対して損害賠償請求は出来ないことになっています。
自然災害にも対応できる!
近年は大型の台風により、洪水や突風による被害なども、多々ニュースで取り沙汰されているので、加入しておくと安心なのではないでしょうか?
ただし、同じ自然災害でも地震に関しては、別途「地震保険」の加入が必要なので、注意が必要です。
空き巣被害なども補償してくれる!
やはり自らの注意だけでは、防ぐことの難しい被害なので、保険で対応してくれるのは、非常にありがたいことです。
再建の間にかかる諸費用も、補償してくれる!
二世帯住宅の場合、万が一火災により家を失ってしまった場合に、再建費用などが賄えるとはいえ、その間身を寄せる「親元」も一緒に失ってしまうわけですから、ホテルや賃貸での「仮住まい」が必要となります。
【二世帯住宅】火災保険料の相場はどれくらい?
二世帯住宅の火災保険料の相場
火災保険料は
などによっても掛け金が変わるので、相場というと難しいのですが・・・
よく言われるところで、3,000万円の住宅で、平均的な火災保険の支払額は、年間で25,000円前後と言われます。
また、これを毎月支払うのか、10年分一括で収めるか、によっても金額が異なるので、数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
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物件の構造によって、火災保険料が変わる?
前述した通り、物件の構造によって、火災保険料は大幅に変わります。
・T構造・・・鉄骨住宅や省令準耐火構造をクリアした、耐火構造の建物→保険料40%
・M構造・・・アパートやマンションなどの共同住宅→保険料30%
このように、火災に対しての対策が取られているかどうかで、火災保険料が変わり、最も安いのは共同住宅に当たるM構造となります。
二世帯住宅がM構造になる条件は?
二世帯住宅の場合は、完全分離型の住宅が、共同住宅とみなされる場合があります。
一般的に共同住宅の定義は、「建物に2つ以上の戸室があり、それぞれで炊事できる設備のあるもの」とされます。
つまり、
などが分かれている完全分離型の二世帯住宅は、共同住宅とみなされる可能性が高く、M構造として保険料を抑えることが可能になります。
ただし、あくまで「可能性」です。保険会社によって様々なので、しっかりと確認しましょう!
【二世帯住宅】火災保険に入る際のポイント
直接保険会社に相談する!
また、曖昧な状況の場合は、それぞれの最終判断が住宅メーカーではなく、保険会社に委ねられるので、住宅営業の「経験値」を鵜呑みにせずに、直接保険会社に相談することをおすすめします。
仮住まい費用を含めた特約を結ぶ!
二世帯住宅の場合、再建の間の「仮住まい」を確保できない場合が、ほとんどだと思います。
契約は1つでも、被保険者は連名にする!
各世帯所有者を分けて登記している場合でも、建物は一つとみなされる場合がほとんどのため、契約自体は、どちらかが代表して申し込みます。
おそらく保険会社の担当者も、そのように手続きしてくれますが、万が一漏れてしまうと、補償を受ける権利がもらえないこともあるので、しっかりと確認しましょう。
【二世帯住宅】火災保険に関するQ&A
契約は両世帯がするの?
完全分離型の二世帯住宅を含めて、世帯はどうあれ「建物は一つ」なので、これに対して火災保険を分けて、加入することはできません。
完全分離型の場合などで、それぞれが契約していた場合でも、「一つの建物」に対して、重複して補償を受けることはできないので、注意してください。
【二世帯住宅】家財保険は世帯ごとの契約?
玄関が一つの場合は、家財の補償も単世帯住宅と同じ考え方です。
家の構造によって扱いが異なるので、保険会社の担当者にしっかりと確認をして、万が一の時に保証が受けられない!というトラブルを防ぎましょう。
まとめ
特に二世帯住宅に住む場合は、頼るべき親世帯も同時に被害を受けてしまうわけですから、しっかりとした保証内容を検討する必要があります。
1社だけで決めずに、数社から見積もりを取り、後悔しないようしっかりと検討していきましょう。
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