二世帯住宅といえば、広い土地に建てるイメージがあると思いますが、10~20坪の狭い土地に二世帯住宅を建てるという選択肢もあります。
狭いがゆえに様々な問題がありますが、果たして住みやすさはどうなのでしょうか?
実は、10~20坪の二世帯住宅でも、間取りの工夫で「快適に暮らす」ことができます!
今回は、狭い土地に建てる二世帯住宅について、
など、気になる情報を詳しく紹介します!
狭い土地でも二世帯住宅は実現する?
狭い土地に二世帯住宅を建てる場合、必然的に横に狭く縦に長い二世帯住宅になります。
しかし、この場合だと親世帯の介護が必要になった時や、子どもが成長した時など、ライフスタイルが変化する時に、一気に住みにくくなる可能性が出てくるでしょう。
今は問題がなかったとしても、その後に一気に住みにくくなるようでは意味がないので、間取りの工夫は必ず必要です。例えば親世帯の介護が必要になった場合、階段の上り下りが大変になります。
また、子どもが成長するにあたって、部屋が狭くなると感じることもあります。
子どものプライベートを尊重する必要があるとはいえ、部屋数が限られている空間の中では、子どもに我慢をさせてしまうこともあるでしょう。
【10~20坪】狭い土地に建つ!二世帯住宅の間取り
光と風がたっぷり入る間取り
出典:中鉢建設株式会社
17坪でも十分な広さを確保した間取り。
の完全分離型の二世帯住宅になります。
吹き抜けと窓の配置で、狭い土地でも風通しがよく光もたっぷり入ります。
趣味の時間と家族の時間を作れる間取り
出典:中鉢建設株式会社
趣味の時間と家族との時間が作れる、18坪の間取り。
1階では、奥行きのある収納と、3帖はある大きなウォークインクローゼットが特徴です。
2階は全ての部屋とLDKがつながっているので、家族と一緒に過ごす時間も多くなりそうです。
収納スペースがある間取り
出典:T&W
1階は親世帯用として、リビングダイニング兼寝室というコンパクトな造りになっています。
2階から上は子世帯用にすることで、プライバシーをしっかりと確保!
収納は地下室を使うなどすれば、物の置き場にも困りません。
プライバシーを確保した間取り
出典:中鉢建設株式会社
家族の温かみが感じられる、28坪の間取り。
玄関が2つ設けられているので、二世帯でもしっかりプライバシーを確保できるのが特徴です。
のそれぞれにはウッドデッキが隣接しているので、家族そろってゆっくりとくつろぐことができます。
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狭い土地に二世帯住宅を建てる!間取りの工夫
狭い二世帯住宅には、様々なデメリットがありますが、間取りの工夫次第で、快適に生活することができます。
それでは、狭い二世帯住宅でも、快適に暮らせる間取りの工夫を紹介します!
お互いの世帯の間に共有スペースを作る
お互いの世帯を気遣っていては、やりたいことも思うようにできません。
特に狭い二世帯住宅では、ほとんどの設備が共用になっている可能性が高いので、なおさら気を遣うことになります。
しかし、親世帯と子世帯の間に共有スペースを設けることによって、その気遣いを可能な限り減らすことができます。
相手の世帯のスペースを通らなければ、設備が利用できないようでは、余計な気遣いが生まれてしまいます。しかし、相手の世帯のスペースを通らないように、設備を利用することができれば、申し分ありません。
別玄関にする
玄関が共用だと、自分の部屋に行く際に、階段を上がらなければならないので、親世帯に気を遣わなければなりません。
しかし、子世帯のみが利用する階段を設置することで、家の中で階段を上がることなく、直接自分の部屋に行くことができます。
もちろん、新たに玄関を設置できるだけのスペースが必要になりますが、十分検討する価値はあるでしょう。
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水回りの設備を増やす
共用設備の中で、最も一方の世帯に気を使ったり、順番の問題が発生しやすい場所が、
などの水回りです。
これらの設備は混雑しやすく、それだけでストレスが発生することもあり得るほどです。
しかし、これらの設備を新たに設置することで、一方の世帯に気兼ねすることなく、生活することができます。
狭い土地に二世帯住宅を建てる!間取りに関する口コミ
悪い口コミ
良い口コミ
まとめると
やはり狭いというだけあって、世帯間同士で気を遣う生活が続いており、ストレスが溜まりやすくなっているのでしょう。
しかし、事前に間取りの工夫をすることで、快適に暮らせている人もいるようです。
狭いなら狭いなりの暮らし方や対策があるようで、上手く間取りを工夫すれば、快適に暮らすことができます。
【狭い土地に建てる二世帯住宅】間取りのデメリット
階段の上り下りが多くなる
どんなに気を付けていても、誰かが階段を上り下りしているのは分かりますし、そのせいで音が気になって、ストレスになることもあるでしょう。
物音が気にならない人もいるかもしれませんが、それでも頻繁に階段を上り下りされては、音が気になって、仕方がなくなるのではないでしょうか?
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階段が多い
子世帯であれば、階段の上り下りが多くなっても問題ないかもしれませんが、親世帯にとっては大変です。
特にこれから介護が必要になった時には、階段の上り下りをサポートしてあげなければなりません。
この負担を少しでも軽減させるには、手すりやエレベーターをつける、といった間取りの工夫が必要になるでしょう。
まとめ
狭い二世帯住宅になってしまうのは、土地上の問題があるとはいえ、どんなデメリットがあるのか知っておかないと、住んでから後悔してしまうでしょう。
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