二世帯住宅を考える際に、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
二世帯で一緒に住むということもあって、単世帯以上に気になるポイントでもあります。
今回は、
など、二世帯住宅の騒音に関する、気になる情報を詳しくまとめました!
【二世帯住宅】場所別!騒音対策のポイントは?
これから二世帯住宅に住むにあたって、どのような騒音があるのか、対策方法も併せて紹介します!
それぞれ順番に解説します!
【水回りの生活音】トイレやキッチン・浴室など
水回りの生活音で気になるのは配管の音です。
水の流れる音は気になる方も少なくありません。
対策
トイレでいえば、水の流れる量の少ない節水トイレを選ぶなどもよいでしょう。
しかし、キッチンや浴室にはそういった節水タイプというものはありません。
ですので、
【ドアや引き戸などの開け閉めの音】引き戸や開き戸など
住んでみると意外と気になるのが、ドアの開け閉めの音です。
ドアはどういった対策をとることができるのでしょう?
対策
引き戸の騒音対策
扉の軽いものを選ぶことでレールの音を緩和できます。
また、遮音用のレールなどもあります。
最近はドアがゆっくり閉まる「ドアクローザー」というものがあるので、それを取り付けるのが主流になりつつあります。
開き戸の騒音対策
開き戸は開ける時に、壁に当たる音とドアを閉めるときの音が気になる要因です。
開けるときは壁に当たらないように、「ドアストッパー」というものがついているものを選びましょう。
また、ついていないときは自分で買って付けることもできます。
閉めるときは引き戸同様に「ドアクローザー」というものがあるので、それをつけることで騒音を回避できます。
【下の階に響く足音】床の防音対策
単世帯の住宅でも、足音が気になる方はとても多いです。
賃貸でも苦情の要因として挙げられますね。
そんな足音の対策方法もいくつかありますので、紹介します!
対策
などがあります。
また、住宅を建てる際に、2階の床下に断熱材を入れてもらうことで、防音対策にもなります。
外階段を上り下りするときの音
完全分離型の二世帯住宅で外階段をつける場合ですが、外階段を設置する場合は、木製のものだと劣化しやすいので、鉄骨製のものを採用することが多いです。
ただ鉄骨製の階段だと、上り下りの際にかなり音が響くため、対策が必要です。
対策
鉄骨製の外階段だと、足音がかなり大きく響くので、踏み板にコンクリートやモルタルを打っておくと、吸音効果が高くなります。
しかし、普通の鉄骨製階段よりも少しコストがかかってしまうので、慎重に検討しましょう。
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【二世帯住宅】住む前にできる騒音対策は??
二世帯住宅に住む前に、どういったものが、騒音になるのかしっかりと把握し、どのように回避するのか話し合いましょう。
また遮音性を上げるには、大なり小なり費用がかかるため、しっかりと検討する必要があります。
それでは、これから二世帯住宅の騒音対策のポイントを3つ紹介します!
事前に施工業者としっかり話し合いをする!
家の造りや工法などによって、どういう防音対策が適しているかは違います。
騒音対策の費用を確認する!
予算内で対策をするために、やるものとやらないものを判断したり、コストを下げて騒音対策する方法を考える必要があります。
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どのような騒音があるか事前に把握する!
住んだ後に対策できるものもありますが、住む前に施工する方が間違いないです。
また、人によっては気にならないものもあるので、世帯間でもしっかりと話し合いながら、自分たちにとって騒音トラブルになりうるものを、まとめておきましょう。
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【二世帯住宅】上下分離型は騒音問題が多発!?
最も音のトラブルになりうるのは上下分離型です。
二世帯住宅で最も多い間取りが上下分離型なので、それだけ騒音トラブルも起きやすくなります。
【上下分離型】騒音の原因は!?
親世帯が階段の上り下りなどをしなくて済むので、生活がしやすいということが大きな理由です。
2階に子世帯が住むと、子供の年齢などにもよりますが、子供の遊ぶ音や歩く音が世帯間でのトラブルの元になります。
そのほかにも、親世帯と子世帯で生活のリズムが違うと、寝る際に騒音トラブルに悩むこともあります。
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騒音を未然に防ぐ!3つの間取りポイント
親の寝室の真上に水回りを置かない!
なぜなら、親世帯が寝ているときに、排水音が寝室内に響き、安眠の妨げになるからです。
などは、寝室の真上に置かないように注意しましょう。
水回りは、玄関や収納内など人が常駐しないところに収めることで、騒音を抑えることができます。
こちらは、居室の上に水回りがほとんどない間取りです。
は玄関の上にあるので、水回りの音が気になることもありません。
キッチンのみ洋室の上に来てしまっていますが、押し入れの中か納戸に配水管を落とし込むことで、音トラブルを回避することができます。
内階段を親の寝室に接して設置しない!
親の寝室に隣接して内階段を配置すると、子世帯が遅い時間に帰宅した際に、階段の上り下りの音が気になるケースがあります。
踏板部分にカーペットを張る、などの対策をすれば騒音対策はできますが、
この間取りは親の寝室と階段の間に玄関とトイレがあるので、階段の上り下りの音トラブルを未然に防いでいます。
そのほかには、収納を間に配置することで、騒音対策しています。
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上下階で部屋の配置をそろえる!
のように、上下階で部屋の配置をそろえておくと、騒音対策になります。
同じ空間は同じような音が出るので、排水などの音が上から聞こえてきても、あまり気になりません。
この間取りは、水回りが上下階できれいにそろっています。
キッチンだけ少しずれていますが、配管の位置はほとんどまとまっています。
騒音対策以外にできること!家族間の配慮も大切
家事やお風呂などの時間帯を気を付けたり、話し声など小さくしたりするだけでも、変わってくると思います。
また親世帯と子世帯の間で、ストレスを感じたら気軽に話し合える関係を作ることも大切です。
ストレスがたまると、取り返しのつかない大きなトラブルとなることもあるので、お互いが気になったことを率直に話し合える関係を築いていくことも、二世帯住宅で暮らす上でとても大切です。
まとめ:二世帯住宅に住む前に、騒音対策は万全に!住んだ後も世帯間で思いやりを