二世帯住宅を建てるにあたって気を付けておきたいのが、設計段階で様々なトラブルが起こる可能性があることです。
設計段階でトラブルが起きるのはよくあることなので、話し合いが必要です。
今回は、
など、7パターンの二世帯住宅に関するトラブル・失敗事例をまとめてご紹介いたします。
トラブル・失敗事例を参考に、よりよい家づくりを進めて下さいね。
二世帯住宅の設計に関するトラブル・失敗事例
二世帯住宅の設計に関するトラブルや失敗は思いのほか多くあるので、同じ轍を踏まないように注意する必要性があります。
どれも事前にしっかりと対策を立てることで回避できるため、どのような設計にするかよく考えるべきです。
それでは、二世帯住宅の設計に関するトラブルや失敗の事例をいくつかご紹介しましょう。
両世帯の生活サイクルを考慮していなかった
設計段階では上手くいっているような感じでも、いざ二世帯住宅が完成した後になって、両世帯の生活サイクルを考慮していなかったことが失敗の原因であり、トラブルになることが多くあるようです。
親世帯と子世帯では生活サイクルが違うことが多く、親世帯が寝ている時に子世帯が活動することも少なくありません。寝ている親世帯にとっては子世帯が起こす物音が気になってしまい、寝不足に陥るというトラブルが起こりかねないでしょう。
逆に子世帯が寝ている時に親世帯が起こす物音が気になってしまい、ぐっすり眠れなかったりと、お互いに様々な影響を与えてしまう可能性があります。
バリアフリーにしておかなかった
親世帯が既に高齢の場合、二世帯住宅の設計段階でバリアフリーにすればよかった、という失敗事例です。これは設計段階で高齢の親世帯のことを考慮しておらず、お互いにとって住みやすい設計にしたつもりが、生活しにくい空間になってしまったのが原因だと言えます。
階段や段差があるだけで、足腰が悪くなりつつある親世帯が生活しにくくなってしまうので、前もってバリアフリーにしておけばこのようなことにはならなかったでしょう。子世帯だけでなく、親世帯のこれからのことを考える必要性がありますね。
収納スペースが少ない
二世帯住宅を設計するにあたって失敗しやすいのが、収納スペースの問題です。子世帯と親世帯がそれぞれ十二分に利用できる収納スペースと、共有して使える収納スペースがあるのが理想的ですが、設計段階で失敗してしまう事例が多くあるようです。
設計の段階で一世帯分の収納スペースがあればいいと高を括ってしまい、いざ生活してみると収納スペースが少なくて困った……という失敗が後を絶ちません。あらかじめ設計の段階で、収納スペースは十分に確保しておくべきでしょう。
寝室が上下階同じ場所にある
上下階を二世帯で分けて住む場合、寝室の場所を工夫しないと、お互いに物音が気になって生活に支障が出るケースがあるようです。上下階の同じ場所に寝室を作ってしまうと、上下からの物音が気になってしまい、眠りが妨げられるというトラブルが発生しやすくなります。
この場合、設計段階でお互いの寝室をもっと離れた場所にしておけば回避できたことなので、お互いが気持ち良く生活するためにも、同じ場所に寝室を作らないようにしましょう。
洗濯機が親世帯の近くにある
設計段階では間取りのみならず、家具家電の配置にも注意しなければなりません。今回の場合、親世帯の近くに洗濯機を設置してしまったため、問題が起きやすいという失敗の事例があります。
親世帯が起きている時なら遠慮なく洗濯できるかもしれませんが、親世帯が寝ている深夜帯や早朝に洗濯機が使いにくい事態が発生します。起きている時ならまだしも、洗濯機の音によって親世帯の眠りが妨げられてしまうので、簡単に洗濯ができません。
何らかの都合によって洗濯せざるを得ない状況なのに、洗濯しづらい状況だと非常にやりづらいでしょう。設計段階で家具や家電の配置に気をつけていれば、このようなことにはならないので、配置には十分に注意する必要性があります。
トラブルや失敗を引き起こさないように、二世帯住宅を建てる前にしっかりと、世帯間や住宅会社と家づくりを計画することが大切です。
実際に二世帯住宅に住んだ!共有スペースに関するトラブル・失敗事例
設計段階だけでなく、実際に住んだ後に共有スペースの問題が発生することもあります。
二世帯が共有して使用するスペースなので、何らかのトラブルが起こったり失敗したりする事例は多くあるでしょう。
それでは、共有スペースに関するトラブルや失敗の事例についてご紹介いたします。
【二世帯住宅】共有スペースに関するトラブル・失敗事例
ここから、共有スペースに関するトラブルや失敗の事例をご紹介していきます。
玄関を二つにするべきだった
二世帯住宅に住んでいる時、玄関が一つだと帰宅するときに、お互いに気を遣わせてしまう失敗があるようです。気を付けていても帰宅するだけで物音を立ててしまうので、お互いに出迎えなければならない状況になりやすいでしょう。
深夜に帰ってくるようなことがあれば、物音によって親世帯の眠りを妨げてしまう恐れがありますし、相手を気にするあまり、帰りづらくなるような状態では気持ち良く生活しにくいです。
また、玄関が一つだけだと全員分の靴でごちゃごちゃしやすくなります。親世帯2人と子世帯2人で最低でも4足置かれることになりますし、子どもが多いほど玄関がごちゃごちゃしやすくなるでしょう。
ここは前もって玄関をそれぞれの世帯で遠慮なく使えるように二つにすれば、お互いの帰宅を気にしなくて済みます。靴もその分減るので玄関がごちゃごちゃせず、スッキリとした玄関になります。
共有スペースだったところを別々に分けることも、生活の質を上げることに繋がりますね。
洗面所やトイレ、お風呂が一つしかない
共有スペースに洗面所やトイレ、お風呂が一つしかない場合、同時に使う時には非常に混雑してしまいます。朝はほとんどがトイレに行くので、それだけで混雑することになりますし、誰かが用を足したすぐ後にトイレに行くのを嫌がる人もいるでしょう。
洗面所も二世帯全員で使うことを考えれば、非常に混雑するでしょう。洗顔や歯磨きなど様々な目的で使用する上、朝の忙しい時間帯は誰が先に使うかで喧嘩になることも少なくありません。
お風呂の時も同じで、誰が先に入るのかでトラブルになることもあるでしょう。場合によっては特定の誰かが先に入ったお風呂に入りたくないという人もいる可能性があるので、お風呂を入れ直すたびに光熱費がかかってしまいます。
このように家族でひっきりなしに使用する共有スペースはトラブルの元になるので、それぞれの世帯で別々に設置する必要性があるでしょう。
リビングとキッチンの問題
リビングにその世帯の趣味趣向が表れるといいますが、親世帯と子世帯の趣味趣向があることは意外に少ないかもしれません。お互いに趣味趣向が合っているなら問題ありませんが、趣味趣向が合わないだけで喧嘩することがあります。
それぞれがこだわりたいところがある分、リビングとキッチンのインテリアなどがおかしなことになってしまうでしょう。インテリアは統一してこそ映えるものですが、お互いの意見が合わないことで見た目が映えなくなりかねません。
さらにお互いのどちらかがリビングやキッチンを後片付けせずに散らかしたままにしておくと、もう片方のどちらかが片付ける羽目になってしまいます。こうしたリビングとキッチンの扱いに関するトラブルも多いので、リビングとキッチンは分けた方が良いでしょう。
お互いにリビングやキッチンにこだわりたいところがあるでしょうし、それがお互いにぶつかり合うようでは、ギスギスした関係になりかねません。一見すると共有スペースにした方が良いように思えますが、なるべく分けるのが得策です。
【成功の秘訣】両世帯が住みやすい間取りのポイントは?
共有スペースの位置は非常に重要なので、設計段階で間取りにこだわる必要性があるでしょう。
どちらかの世帯のスペースを行き来しなければ利用できないような間取りにしてしまうと、それこそトラブルが発生する原因になります。
1階に2つの玄関を設置し、内階段で1階と2階を分ける
プライバシーと交流を重視したいのであれば、1階に玄関を2つ設置し、内階段によって1階と2階を分ける間取りがおすすめです。
この間取りは玄関がごちゃごちゃすることを防ぎ、1階と2階に分けることでお互いの時間を確実に作れるのがポイントです。
上下階に玄関を設置し、外階段で行き来する
この間取りは上下階に玄関を設置し、外階段を設置することで同じ二世帯住宅でありながら、二世帯の生活を完全分離化させることができます。
必要な時に親世帯のところにすぐに向かうことができるのがポイントです。
トイレやキッチンなどの水回りの場所はそれぞれの世帯に一つずつ設置する
など二世帯で同時に使用するのが難しくなりやすい水回りは、それぞれの世帯に一つずつ設置するのがおすすめです。
同時に使用するからこそ問題が起きやすくなるので、それなら別々にしてしまえば、混雑することも問題が起こることもなくなります。
キッチンも別々に設置すれば、お互いの趣味趣向の問題でギクシャクすることもなくなるでしょう。
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【二世帯住宅】生活時間帯やライフスタイルに関するトラブル・失敗事例
二世帯住宅に住むにあたり、生活時間帯やライフスタイルの違いによってトラブルなどが起こるケースもあります。
ライフスタイルの違いは親世帯と子世帯でどうしても違うことがあるので仕方ないと言えますが、それでも我慢ならない時もあるでしょう。
それでは、二世帯住宅における
に関するトラブルや失敗の事例をご紹介しましょう。
親の寝室がお風呂に近い
親の寝室の近くにお風呂があると、親世帯が寝ている時にお風呂に入りづらいという問題が起こり得ます。どうしても夜中に帰ってしまう場合、お風呂に入りたくても親世帯に音が聞こえて迷惑になることを考えると、入りたくても入れないということになりかねません。
親が寝ていなくても寝室に親がいるというだけで気を遣ってしまうので、安心してお風呂に入れないでしょう。
週末にゆっくりできない
週末は仕事などが休みなのでゆっくりしたいところですが、親世帯がいる場合だと放っておくわけにもいかないので、ゆっくりできないケースが多々あるようです。孫がいる親世帯の場合、親世帯が孫と一緒に遊びたいということも多く、孫から目が離せなくなってしまいます。
仕事で疲れているのにゆっくりできないのは非常に辛いところですし、疲れている中でも親世帯に気を遣っていかなければならないので大変でしょう。
逆に孫が常に遊びたがっている状態だと、親世帯に迷惑をかけてしまいがちなので、申し訳なく思うこともあるようです。
【二世帯住宅】工事費用や生活費など、費用の負担に関するトラブル・失敗事例
次にトラブルになりやすいのが、工事費用や生活費などの費用負担に関する事例です。
二世帯住宅に一緒に住むからこそ、どちらがどのくらい費用を負担するのかでトラブルになりやすいので、十分に注意する必要性がありますね。
それでは、
などの費用負担に関するトラブルや事例についてご紹介しましょう。
親がほとんど負担してもらったけど、意見が言えない
工事費用などの費用を親世帯がほとんど負担してくれたけど、その後の話し合いで子世帯が意見を言うことができなかった、という事例があるようです。実際に親の意見を採用して住み続けた結果、後から困ることが多くなったことも。
やはり、二世帯住宅は親世帯だけでなく子世帯も住むので、親世帯がほとんど費用を負担してくれたからといって、妥協するのは失敗の元になるでしょう。妥協してしまうと長年住んでいても、揚げ足を取るように費用負担のことについてしつこく言ってくることもあります。
逆に親世帯が費用をほとんど負担したことで後悔することもあるようで、費用を出し合う時に半分ずつにすればよかった、という意見もあるようです。どちらにしてもどちらかが費用多く負担すると、何らかの問題が起こりやすいのではないでしょうか。
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後から費用負担について急な変更があった
工事費用や生活費に関する負担はお互いに分割することが決まっていたのに、親世帯が住み始めてから急に費用が出せない、と言われるケースがあるようです。
親世帯が費用を出せなくなった理由は理解できたとしても、急に費用を負担することになった子世帯にとっては、非常に苦しい負担になりかねません。
当初はちゃんと分担した上で家計をやりくりしているのに、突然親世帯の費用を負担することになると、家計が厳しくなる恐れがあるでしょう。
光熱費の分担の仕方が悪い
二世帯住宅に住んでいる以上、二世帯分の光熱費がかかります。本来なら光熱費をいくら分担するか決めておくのが得策ですが、後になって光熱費を多く支払うことになることも珍しくありません。
こうした光熱費の問題は非常に多く、少しでも高くなっていると片方の世帯が多く使っているのではないか、と疑ってしまうことがあります。このことから、覚えがない分担のやり方に不満を持つ家庭も多いでしょう。
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【二世帯住宅】介護や相続に関するトラブル・失敗事例
二世帯住宅に住むにあたって忘れてはならないのが、いずれやってくる介護や相続の問題です。親世帯が定年などの理由で働けなくなり、介護が必要になった時や相続の話が出てきた時など、トラブルが起こることも多くあるでしょう。
それでは、
に関するトラブルや失敗の事例についてご紹介しましょう。
介護のためだけに集まった
二世帯住宅に住むことが、介護を前提としており、それに納得していない人まで住むことになったことが失敗の原因だったようです。
誰が誰の介護をするかというよりも、急に両親の介護を前提として集まって住むところが、トラブルの元になっているかもしれません。
元々別の生活圏に住んでいたのですから、ただ両親の介護をするために集まったとなれば、ストレスが溜まる状況になるのも無理はないでしょう。
兄弟や姉妹間などでの相続トラブルが絶えない
二世帯住宅は両親とその子世帯が住むため、子世帯に兄弟や姉妹がいると相続トラブルに発展しやすいと言えるでしょう。両親が亡くなり、子世帯が二世帯住宅を相続しようとしても、自分にも相続する権利があると主張してくるケースが多いようです。
権利を主張してくるばかりか、相続してもいいけど代わりに金銭を要求してくることもあるなど、相続に関するトラブルは複雑で解決策が見つかりにくいと言えます。
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介護を受ける両親の態度が悪い
いつどんな時でも両親の態度が悪く、様々なことをひっきりなしに要求してくるようです。両親のために介護をしようと考えて行動しているのに、両親の態度が悪いとストレスが溜まるばかりでしょう。
安請け合いしているわけではないとはいえ、介護が大変なことを覚悟して両親のためを思っているものの、後になって後悔することも少なくないのではないでしょうか。
【二世帯住宅】嫁姑問題に関するトラブル・失敗事例
別々に暮らしていても嫁姑問題がいろいろとあるのに、二世帯住宅という共同生活の中では様々なトラブルが起こりやすいのではないでしょうか。
身近にいる存在だからこそ、余計にギクシャクしやすいかもしれません。
それでは、嫁姑問題に関する
についてご紹介しましょう。
本当は何も問題はないのに、嫁姑というだけでギクシャクしている
世間でも嫁姑問題が勃発している傾向にあるためか、本当は何も問題がないのに、嫁姑というだけでギクシャクした関係になっていることがあるようです。
嫁姑と余計な解釈をしている傾向にあるのか、何かと険悪な関係になりやすいのかもしれません。
実の親子ならそこまででもなさそうですが、嫁姑というだけで何らかのトラブルが起こりやすいのではないでしょうか。
そもそも話し合いができない
相手が自分のことを嫌いなのか、それとも価値観が違うのか様々な理由で話し合いができないようです。嫁姑の価値観の違いは非常に厄介な問題で、しかも姑自身が自分の方が上だと思っていることもあります。
そこに嫁が口を出すと、姑が怒り出すこともあるでしょう。姑にとっては嫁が悪いの一点張りになっていることも多く、同じ二世帯住宅に住んでいるからこそ、生活している心地がしないかもしれません。
姑がルールを押しつけてくる
嫁には嫁のルールがあるのに、それを全て悪いものだと決め付けて姑のルールを押しつけてくることがあるようです。嫁としても自分のやりたいことができず、姑の言いなりになるのは御免でしょうし、真っ向から反発すればトラブルしか起こらないでしょう。
姑も嫁のことを理解しようとせず、一方的に押しつけて話を聞こうとしない態度が目立つため、意見を言ってもすぐに嫁がおかしいと思って突き返す傾向にあります。二世帯住宅における嫁姑問題は、一筋縄ではいかないでしょう。
姑に気後れしてしまう
直接的な嫁姑問題はないものの、姑が効率良く家事をこなしている様子を見ていると、気後れしてしまうこともあるようです。姑を見ていると自分のやっていることが効率が悪いように見えてきてしまい、疎ましい気持ちが芽生えてくる可能性もあるでしょう。
自分も同じように効率良くやっていても、それでも敵わないと悟ってしまうこともあるかもしれません。
【二世帯住宅】婿養子に関するトラブル・失敗事例
嫁姑問題だけでなく、婿養子に関するトラブルも少なからずあります。親世帯と娘世帯が一緒に暮らすことも珍しくありませんが、婿養子というだけで扱いが変わることもあるでしょう。
それでは、婿養子に関する
についてご紹介しましょう。
婿養子が他人のような扱いに近い
親世帯と娘夫婦が一緒に暮らすのは構わないとはいえ、親世帯にとって婿養子は家族の一員だとしても、元々は他人という気持ちが捨てきれないこともあるでしょう。つい婿養子を他人のような扱いにしてしまい、婿養子がショックを受けることになりかねません。
これでは婿養子も安心して生活できませんし、親世帯と一緒に暮らしているというだけで息が詰まりそうです。
婿養子が両親に気を遣わない
逆に婿養子が両親に対して気を遣わないケースもあるようです。婿養子が気遣わないばかりか、両親の方が気を遣ってばかりなので、逆に心配に思う時もあるでしょう。
少しは気を遣ってほしいと言っても、なかなか直らないこともあります。
とはいえ、婿養子が気を遣わないケースはごく一部だけで、
ようです。
【二世帯住宅】不満・ストレスを解消する工夫を紹介!
ここまで多くのトラブルや失敗の事例をご紹介していきましたが、それらは全て
でもあります。
実際に起きてしまったことは仕方ありませんが、それでもそこから解決することは可能です。
それでは、二世帯住宅に住む上での不満やストレスの解消法についてご説明しましょう。
二世帯で約束事を決める
不満やストレスを解消するためには、二世帯で約束事を決めることが重要です。
二世帯間の
などをどのように決めていくのか、どの世帯がどれだけ分担してルールを守っていけばいいのかなど、約束事を二世帯間で決めることで解決することができます。
お互いが納得できるように話し合いながら役割分担を決めていけば、不満に思っていたことも解決できますし、それに伴うストレスも解消できるでしょう。
子世帯は両親への尊敬と感謝を、親世帯は子世帯を尊重する気持ちを持つ
子世帯が親世帯を蔑ろにするのは良くないので、両親への尊敬と感謝の気持ちを忘れてはいけません。尊敬する気持ちや感謝の気持ちを伝えることで、親世帯も見直してくれたり、逆に感謝されることもあるでしょう。
親世帯は子世帯に負担を強いたり何かを制限したりするのではなく、常に尊重する気持ちを忘れてはいけません。将来的に介護する側になった時、介護をしてくれるのは子世帯になる可能性があります。
せっかく不自由な生活の中で介護してくれているのに、横柄な態度では子世帯も不満やストレスを溜め込んでしまいます。介護されていない時でも、何でもかんでも子世帯に文句を言ったりするのではなく、子世帯の意見も聞き入れる気持ちが大切です。
お互いに自分のプライベートな時間を確保する工夫をする
お互いの世帯にとって自由にできるプライベートな時間が確保されていない状態は、不満やストレスの元になります。プライベートな時間がないからこそストレスが溜まりやすくなり、二世帯がいつでも干渉できる状況下にあるからこそ不満が爆発しやすくなるでしょう。
せめてお互いの世帯が一定の時間干渉しないプライベートな時間を確保するようにすれば、自由な時間が過ごせるので、不満やストレスを解消することができます。
まとめ
二世帯住宅のトラブルや失敗の事例は数多くあり、それに伴って不満やストレスも溜まりやすくなるでしょう。
しかし、トラブルや失敗をしないように対策することもできますし、不満やストレスを解消する方法もあるので、様々な方法の実践が必要です。
今回ご紹介した7つのトラブルや失敗事例からも分かるように、
が世帯間での問題の半分以上を占めていることが分かります。
二世帯住宅を建てる前に、世帯間でしっかりと話し合うことも大切ですし、今後家づくりを設計、進めていくハウスメーカーの選択も重要です。
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