二世帯住宅を検討している方で、
と気になる方も多いと思います。
そこで今回は、
など、二世帯住宅に関する、気になる情報を「グラフ付き」で、詳しくまとめました!
【グラフ付き】世帯数はどう推移してきた?
出典:総務省統計局
普通世帯数の推移
細かく見ていくと、調査が開始された1920(大正9)年は約1100万世帯でしたが、1950(昭和25)年には約1660万世帯、2005(平成17)年は約4800万世帯、2015(平成27)年は約5340万世帯と増えています。
その理由として、同居であっても世帯を分けたり、一人暮らしなどが増えていることがあげられます。
世帯平均人員の推移
一世帯当たりの人数は、1950年の約5.0人から2005年には約2.6人、2015年には約2.4人に減って、世帯は細分化、少人数化してきています。
上記の「普通世帯」以外に「準世帯」と呼ばれるものがあり、
などで暮らす人のことをいいます。
この準世帯の合計は388万人、総人口の約3%です。
【グラフ付き】二世帯住宅の歴史&需要の推移
二世帯住宅はいつ誕生した?
この時は上下完全分離型の二世帯住宅が主流で、両世帯間の行き来も外階段からのみでした。
当時は農家など生計を一にする、大家族の同居が一般的でしたが、サラリーマン世帯を中心に、核家族化が急激に進んでいる時代でもありました。
一方で、都市部では、土地購入が難しいという理由から、生計を別にする両世帯が、一つの住宅に同居する状況が増加していたという背景もありました。
二世帯住宅の需要の推移
1975年以降、二世帯住宅は世帯間の移動が可能になったり、玄関のみ共有にしたりと、様々なタイプに変化していきました。
しかし、1990年代に入り地価が下落したことにより、土地の購入が比較的余裕になり、二世帯住宅の需要は減っていきました。
ただ、2009年以降再度、二世帯住宅の供給が増えていきます。
その理由として、
などがあげられ、二世帯住宅を検討している方は、コミュニケーションの取りやすさ、などを重視するようになっています。
グラフで二世帯住宅の割合を紹介!
出典:All About
上のグラフを見て頂ければ、分かるように、1960年には当たり前だった子世帯同居が、サラリーマン家庭増加などの理由で、2005年までの間に減っていきました。
それと同時に、
が増えていることがわかります。
二世帯住宅希望者が増加?住み替えの理由をグラフで検証
出典:資産価値のミトミ
2013年の調査では、今後5年の間に住み替えを考える人の中で、その目的として同居、隣居、近居をあげた人の割合は全体の17.7%、住み替え理由の4位に上がっています。
さらに、2008年~2013年の間に、同じ目的で住み替えた人は、10.6%であったことから、二世帯住宅の需要が増えていることが分かります。
ちなみに、住み替え理由の上位は、
でした。
【グラフ付き】住居スタイル別!二世帯住宅の満足度まとめ
出典:シニアガイド
完全分離型
主な理由として、完全分離型のためプライバシーは守られながらも、容易に行き来ができる、という安心感があげられます。
などのメリットがあります。
完全同居型
完全分離型と比べて、満足している割合が低い理由として、やはりプライバシー面を挙げる声が多く、他にも
などの理由がありました。
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住居スタイルで同居感覚は違う?
出典:シニアガイド
完全分離型
プライバシーに配慮し、お互いの部屋を行き来するのも、お邪魔するといった感覚で、入り込みすぎないほどよい距離感のようです。
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完全同居型
寝室などは分けていても、共有スペースがあったり、内ドアで行き来できると、二世帯住宅ながらも、同居感は否めません。
完全分離型と完全同居型はどっちがおすすめ?
といった方は、完全同居型がおすすめです。
一方で、
と思う方は、完全分離型をおすすめします。
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まとめ
今回は、グラフを通して、二世帯住宅の需要の推移や、満足度など詳しく紹介しました。
二世帯住宅は、
など、様々なメリットがありますが、完全分離型か完全同居型かで、満足度にも違いが見られます。
思わぬトラブルを引き起こさないためにも、二世帯住宅に住む前に、「家族や世帯間で、どのような住居スタイルや間取りにするか」、しっかり考えましょう。
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