二世帯住宅を建てた後、何らかの計画によって売却することを決めた人もいるのではないでしょうか?
ただ、二世帯住宅を売ることのメリットやデメリットを事前に知っておかないと、売却後に後悔・失敗するケースもあります。
そこで、今回は、
など、二世帯住宅の売却に関する、気になる情報を詳しくまとめました。
二世帯住宅を売る理由は?
基本的に二世帯住宅を建てたら売却する選択肢を選ぶ人は少ないですが、売却する人も少なからずいます。
二世帯住宅を売却する理由は様々なので、参考にできるかもしれません。
それでは、二世帯住宅を売却する理由についてご紹介しましょう。
維持費がかかる!
二世帯住宅を売却する理由の一つに、維持費がかかってしまうことが挙げられます。
二世帯住宅を建てた時は新築なのでどこも新しいですが、長く住むにあたって、
がたびたびかかってきます。
二世帯分の収入があれば何とかやっていけるかもしれませんが、親世帯が定年で退職したり、年金暮らしになった時、子世帯の収入で生活する必要性があるでしょう。
もしそうなったら、維持費がかかりすぎて、やむを得ず二世帯住宅を売却する選択肢を選ばざるを得ないかもしれません。
お互いの気が合わない!
二世帯住宅は二世帯が一緒に住む居住形態ですが、お互いに気が合わないと、住み続けるのは非常に苦労するでしょう。
完全分離型の二世帯住宅ならまだしも、共有しているスペースが多かったり、お互いの世帯が一緒に過ごす時間が長いと、気が合わない部分が目立ってきます。
価値観の違いや考えの違いなどで気が合わなくなってくると、すれ違いが多くなったり、ストレスや不満が溜まる一方です。
ただでさえ世代間のギャップが激しくて、気が合わないケースが多いため、早々に売却することもあるかもしれません。
二世帯住宅が古くなった!
単に二世帯間の問題というわけではなく、単純に二世帯住宅が古くなってきたから売却するという人もいます。
住宅が古くなってくると修繕費用が必要になってきますし、様々なところでお金が必要になってくるので、いっそ売却した方が良い時もあるでしょう。
ライフスタイルの変化!
ライフスタイルの変化によって、二世帯住宅に住み続けるメリットがなくなったから売却する人もいます。
元々二世帯間でライフスタイルが違うことは珍しくありませんし、離婚が原因で売却するケースもあるでしょう。
特に二世帯住宅は離婚やライフスタイルの変化によって、売却することが多い住宅なので、建てたばかりなのに売却するのも仕方ないかもしれません。
二世帯住宅を売却!価格相場はどれくらい?
二世帯住宅を売却するのであれば、どれくらいの価格で売却できるのか、相場を調べる必要性があるでしょう。
せっかく売却するのですから、高く売却できればその分の費用を、他のことに使うことができます。
それでは、二世帯住宅の売却相場がどれくらいなのかご説明しましょう。
価格相場はどれくらい?
一般的な住宅の場合、売却相場は基本的に500万円から1000万円といったところでしょう。
しかし、二世帯住宅の場合だと
となります。
基本的に二世帯住宅の方が売却相場が高く、場合によっては相場よりも高い値段設定ができることもあります。
ただし、二世帯住宅は様々な理由によって売却しにくい物件であることから、査定額が相場よりも安くされることが多いので注意しましょう。
二世帯住宅を売却!価格相場が高い理由は?
基本的に二世帯住宅は売却相場が高めですが、相場が高いのには様々な理由が挙げられます。
相場が高いのには高くなるだけの理由があるので、売却する時のポイントになるでしょう。
それでは、二世帯住宅の売却相場が高い理由についてご説明しましょう。
一般的な住宅よりも建築にこだわっている!
二世帯住宅は一般的な住宅よりも、購入する人の希望にこだわった建築によって建てられています。
親世帯が暮らしやすいように全面バリアフリーになっていたり、和室と洋室が別々にあったり、内装のデザインにこだわったりと様々なこだわりがあります。
これから二世帯住宅に住む人のためだけに建築するので、建築費が高い分、売却相場も高いのです。
元々二世帯住宅を売却するためだけに建築するものではないことから、不動産投資の一つとして活用する方法もあるでしょう。
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少子高齢化によって需要が非常に高まっている!
少子高齢化によって親世帯の年齢が上がり、子世帯が親世帯の介護を必要とする場面が多いことから、効率良く面倒が見られる二世帯住宅は非常に需要が高いです。
基本的に二世帯住宅を購入しようとすると、住みやすい形にするためには様々な負担がかかってしまいます。
そのため、既にバリアフリー化されていたり、自分たちが住む時のニーズに大体合っているのであれば中古の二世帯住宅でも構わないという人が多くいます。
のです。
ただし、どの二世帯住宅が自分のニーズに合っているとは限らないため、中古物件を選ぶ必要性があるでしょう。
二世帯住宅は売れないってホント?!
二世帯住宅は基本的に需要が高いとはいえ、売却しにくいとされる住宅です。
一般的な住宅と比べて二世帯住宅は売却しにくいデメリットを抱えているので、売却するなら十分な注意が必要です。
それでは、二世帯住宅が売却しにくい理由などをご説明しましょう。
二世帯住宅が売れにくい理由
二世帯住宅が売れにくいのには、多くの理由があります。
様々な理由を知っていれば、売却する時の参考になるでしょう。
住んでいる人の生活感が出てしまう!
二世帯住宅は一般的な住宅と比べ、住んでいた人の生活感が強く出やすい物件です。
特に和室は一層強く生活感が出てしまうため、内覧の際に生活感が出ていることを嫌がる人がほとんどです。
逆に以前の住人の生活感を大切にする人は滅多にいないので、
になるでしょう。
住む人の希望に沿わない二世帯住宅が多い!
一般的な住宅ならまだしも、二世帯住宅は二世帯が一緒に住むので、住む人の要望に沿った物件に住みたいと考えています。
しかし、以前住んでいた人があれこれ希望して建てた二世帯住宅が、他人の希望に沿う二世帯住宅になるケースはあまりありません。
自分で二世帯住宅を売却したくても、いつまでも買い手がつかずに、月日ばかりが経ってしまうことも珍しくないでしょう。
両親が亡くなった二世帯住宅は買い手が現れにくい!
両親が亡くなったのをきっかけに二世帯住宅を売却するケースは多くありますが、実はこのケースは買い手が現れにくく、売却しにくい一つの要因でもあります。
よく事故物件や誰かが亡くなった一般的な物件は、入居希望者が現れにくいとされていますが、これは二世帯住宅にも当てはまります。
どのような理由であれ、誰かが亡くなった二世帯住宅は、購入者が敬遠する要因の一つになるでしょう。
ただし、両親が亡くなった事実を隠して二世帯住宅を売却した時、後になってこの事実が発覚するとトラブルに発展する可能性が高いです。
売却する時に問題がある事実を隠したままでいても、事故物件だと判断される可能性が高いのでおすすめできません。
どのような理由であれ、前に住んでいた人が亡くなった二世帯住宅だということを伝えましょう。
中古の二世帯住宅は需要あり?
中古の二世帯住宅は基本的に需要が高いです。
上記でご説明したように、あらかじめ様々な設備が整えられている中古物件の方が需要が高いため、新築を建てようとするよりも中古物件の購入を考える人が多いでしょう。
ただし、中古物件だからこそ、購入を検討する二世帯住宅が自分たちで暮らすにあたって合っているかどうかが重要になります。
需要こそあるものの、まるでニーズに合わない二世帯住宅では意味がないので、根気よく物件を探す必要性があるでしょう。
二世帯住宅を売る際のポイント・注意点は?
二世帯住宅はただでさえ売却しにくい物件なので、少しでも売れる確率を上げるためにできることが多くあります。
それでは、二世帯住宅を売却する時のポイントについてご説明しましょう。
売却価格の相場に沿った値段で売却する!
二世帯住宅を売却する上で知っておきたいのが、二世帯住宅の売却価格の相場です。
新築した時の費用を少しでも取り戻そうと高い値段設定をする人がいますが、それでは一向に売れない可能性があります。
ここは買い手の気持ちになってみましょう。あなたが二世帯住宅の値段表示を見た時、他の二世帯住宅と比べて値段が高かったらすぐに候補から外しませんか?
つまり、売却価格の相場を上回る値段設定は、買い手が現れない原因の一つになってしまうのです。
したがって、二世帯住宅を売却するなら、事前にいくらで売りに出されているのか、相場を調べてから値段設定を行うことが大切です。
完全分離型の二世帯住宅なら、収益不動産にする!
もし完全分離型の二世帯住宅を売却するつもりなら、逆に収益不動産にするのも一つのポイントです。
完全分離型であれば二戸の住宅として貸し出すことができるので、
など様々な利用価値があります。
そのためには二世帯住宅をリノベーションする必要性がありますが、その後の収益を考慮するなら大きな利益に繋がるでしょう。
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生活感をできる限り残さない!
人は中古物件に以前住んでいた人の生活感が残っている、という理由だけで購入を敬遠するので、
ようにしましょう。
特に和室は生活感が残りやすいので、匂いを消したり、畳を取り換えたりと多少の費用をかけてでもできることはやっておくのが得策です。
修繕できるところは全てやっておく!
売却する時の基本ではありますが、
など破損や故障などが見られる部分は全て修繕しておきましょう。
購入を検討する人にとって、後から破損や故障が出るようなことは避けたいので、既に修繕が終わっている物件を好みます。
入居してしばらくしても、メンテナンスを必要としない物件は、大きなポイントになるでしょう。
二世帯住宅はどのタイミングで売るのがおすすめ?
二世帯住宅を売却するタイミングは人によって様々です。
様々なことを我慢して住み続けるよりも、早めに売却した方が良い時もあるでしょう。
それでは、二世帯住宅を売却するタイミングについてご説明いたします。
両親が亡くなり、部屋が広くなった
両親が亡くなったことで親世帯が暮らしていた部屋がそのまま自分のものになりますが、そのままでは家が広すぎて、暮らしにくい事態になる可能性があります。
こそが、二世帯住宅を売却するタイミングだと言えるでしょう。
親が亡くなった以上は二世帯住宅に暮らす意味がなくなるので、自分たちの生活にピッタリの家に引っ越すことができます。
その方が二世帯分の光熱費がかからなくなりますし、ちょうど良い広さの家に住めるでしょう。
現在住んでいる二世帯住宅に住みにくくなった
最初はお互いの世帯が暮らしやすいように設計して建てた二世帯住宅ですが、住み続ける上で何らかのトラブルが起こることもあるでしょう。
こそ、二世帯住宅を売却するタイミングだと言えます。
現在の二世帯住宅を売却して、今度こそ問題点を改善した二世帯住宅を設計して、建築するのも一つの手段だと言えるでしょう。
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二世帯住宅の売却価格の相場を知る!おすすめ方法は?
二世帯住宅の売却相場を知りたいのであれば、二世帯住宅の一括査定がおすすめです。
同じ二世帯住宅でも業者によって査定金額が違うので、一社だけに査定を依頼しても、それが本当なのか分かりにくいでしょう。
そんな時に役立つのが、一括査定サイトです。
一括査定サイトでは一回のデータ入力で業者に査定を依頼することが可能であり、一度に複数の業者に依頼できるのが大きなメリットです。
一度に複数の業者に査定を依頼することで大体の価格相場を知ることができます。一社ずつ複数の業者に査定を依頼するよりも圧倒的に時間が短いので、時間短縮をしながら早急に二世帯住宅を売却したい人に向いているでしょう。
売却したい二世帯住宅があるなら、一括査定サイトを利用して売却価格の相場を知るのがおすすめです。
二世帯住宅を売る!業者を選ぶ際のポイントは?
二世帯住宅を売却するのであれば、売却を任せる業者の選び方に注意する必要性があります。
業者の選び方を間違えてしまうといいかげんな対応をされたり、売却する際に何かしらの問題が発生しかねません。
それでは、二世帯住宅を売る業者の選び方のポイントについてご説明しましょう。
業者自身が二世帯住宅を売る気があるかどうかを見極める!
業者は基本的に売却の話に乗ってくれやすいですが、二世帯住宅なら話は別です。
元々二世帯住宅は売却しにくい物件なので、そもそも業者自身が売却にやる気を出してくれない可能性があります。
やる気がない状態で売却しようとしても上手くいかない可能性があるため、業者がやる気を出して売却に臨んでくれるかを見極めましょう。
積極的に売却に向けた準備を進めてくれるようであれば、任せることができます。
信頼できる営業マンかどうか見極める!
売却にやる気があったとしても、信頼できる業者でなければ安心して任せられません。
信頼できるかどうか見極めるためには、
など、様々なポイントがあります。
物腰の柔らかさや、何でも分かりやすく話してくれる営業マンなら、安心して売却を任せられるでしょう。
ブランドなどの人気で業者を選ばない!
通常、大手ブランドであったりCMで見たことがある業者を選びたくなるところですが、それだけで業者を判断するのはおすすめできません。
なぜなら、そういった業者は広告費や人件費などに費用をかけているので、逆に売却額が低くなる可能性があるからです。
ブランド力も大切ですが、それよりも大事なのは営業マンや業者の信頼性です。
いかに信頼できる業者かを見極めることが、二世帯住宅を売却する上での最大のポイントだと言えるでしょう。
まとめ
二世帯住宅は基本的に需要があるとはいえ、売却しにくいのが大きな課題です。
少しでも売却できるようにするためには、買い手の気持ちになって行動する必要性があるでしょう。
信頼できる業者を見極めるのも、スムーズに売却するのに必要です。
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