スキップフロアという言葉を、耳にしたことはありますか?
二世帯住宅にスキップフロアがあることで、様々なメリットがありますが、当然ながらデメリットもあるので、注意が必要です。
今回は
など、二世帯住宅のスキップフロアに関する、気になる情報を詳しく紹介します!
スキップフロアって何?
スキップフロアとは
このスキップフロアの特徴は、数段程度の階段を設置することで、より立体的な空間を作り出せることです。
高さを工夫することで、様々な間取りを作り出せることから、住む人の生活スタイルが表れてくるでしょう。
どんな人がおすすめ?
縦に広い空間を作りたい人!
縦に広い空間であれば、土地が狭くても、スペースを有効活用できます。
土地が狭くて横に広い空間が作れなくても、スキップフロアによって縦に広くすれば、解放感が感じられる住まいになります。
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部屋の広さや、収納スペースを確保したい人!
日本の土地は狭いと言われている以上、二世帯住宅を建てたくても、横に狭い間取りしか実現できないケースが多くあります。
しかし、縦に広い二世帯住宅なら実現できるので、スキップフロアの恩恵を色濃く受けることができるでしょう。
本来であれば、廊下を挟んで、部屋を仕切る間取りが一般的ですが、スキップフロアによって間仕切りを作ることができるので、廊下を設置する必要がありません。
スキップフロアで中階層を作ることにより、部屋を無駄なく使えることから、
を確保することが可能です。
土地が狭くても、スキップフロアをつくることによって、快適な生活空間を実現することができるでしょう。
家族の様子をすぐに確認したい人!
スキップフロアによって、廊下で部屋を仕切る必要性がないのが、大きなポイントです。
つまり、どこにいてもすぐに、親世帯や子世帯の様子を確認できるでしょう。
【二世帯住宅】スキップフロアのある間取り
【二世帯住宅】収納スペースも確保!スキップフロアのある間取り
出典:イエタテ
空間的な遊びと、実用性を持つ、スキップフロア付きの二世帯住宅間取り。
無垢材を配した一階では、光と風の採り入れ方を考えて、部屋の中が明るくなっています。
子世帯の空間では、「居住空間を妨げない収納スペース」が特徴です。
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【二世帯住宅】スキップフロアを設置!間取りのポイント
二世帯住宅にスキップフロアを設置するためには、いくつかポイントを押さえる必要があります。
ポイントを押さえることで、スキップフロアを有効活用できるでしょう。
それでは、二世帯住宅にスキップフロアを設置する際の、間取りのポイントについて説明します!
2階から1階を見渡せる間取りにする!
スキップフロアの特徴は、すぐに家族の様子を確認できることです。
もちろん、1階からでも2階にいる人の様子が確認できるので、家族のコミュニケーションが取りやすいのが、大きなメリットです。
全ての階層をスキップフロアにする!
縦の隙間がなくなるので、無駄な空間がなくなり、どこにいても家族の居場所を確認できるのはもちろん、階層の移動がしやすくなるのもポイントです。
という方は、この間取りがおすすめできるでしょう。
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【二世帯住宅】スキップフロアの広さは、どれくらいがBEST?
二世帯住宅におけるスキップフロアは、単純に広ければいい、というものではありません。
家の構造的に広いスキップフロアだと、間取りを工夫しなければなりませんし、他の部屋の広さなどを考慮すると、
などの目的で、広さを確保するのがベストです。
【二世帯住宅】スキップフロアの費用はどれくらい?
スキップフロアをつくる場合、一般的な広さの間取りよりも、費用がかかります。
より大掛かりなスキップフロアを作る場合だと、思った以上に費用がかかることも珍しくありません。
ただ、最初からスキップフロアを作ることを想定しているのであれば、それほど費用がかからない場合もあります。
もちろんスキップフロアの
によって変わるので、住宅会社に相談するのがおすすめです。
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【二世帯住宅】スキップフロアはリフォームで設置可能?
既に二世帯住宅に住んでいて、
と気になる方も、いらっしゃると思います。
ただ、リフォームでスキップフロアを設置する場合、間取りを大きく変えるケースが多いので、費用も高くなるでしょう。
平均費用は、30~250万円前後です。
ここまで費用の差が激しいのは、
からです。
もちろんリフォーム会社によっては、もっと費用を抑えることもできるので、様々なリフォーム会社を、比較する必要があります。
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【二世帯住宅】スキップフロアのメリット
住宅に立体感が出る!
段差が作られるだけで、立体的な間取りになりますし、それだけで空間に変化を与えることができます。
利用出来る床面積などを一切無駄にせず、縦に広い空間を作ることができるので、より立体感のある暮らしができるでしょう。
縦に広い家に住める!
本来であれば、廊下で部屋を仕切ったり、一定のスペースがなければ、実現できないような間取りばかりです。
しかし、スキップフロアをつくることで、上下階の空間を、無駄なく利用することができます。
スキップフロアは、部屋や廊下などで仕切るのではなく、空間を仕切る役割を持っているので、土地が狭くても、広い家に住めるでしょう。
見た目以上に、空間が広く感じられる!
壁や部屋などの仕切りがないため、少し歩けば、下の階や上の階を見渡すこともできるなど、狭い土地に住んでいるはずなのに、広く感じられるでしょう。
風通しや日当たりが良くなる!
スキップフロアによって、空間を仕切ることにより、各所に設置した窓からの
が良くなるため、快適な生活空間を作り出すことができるでしょう。
部屋の広さや、収納スペースを作り出せる!
空いたスペースを
に割り当てられるので、土地が狭くても、快適な生活空間が実現するでしょう。
【二世帯住宅】スキップフロアのデメリット
建築費用がかかる
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対応できるリフォーム会社が少なく、失敗する可能性がある
一見すると、廊下も仕切りになる壁も必要ないので、簡単な作業工程で済むと思われるかもしれませんが、スキップフロアを導入した間取りは、施工が非常に難しい間取りなので、対応できるリフォーム会社が少ないのが現実です。
一般的な間取りならまだしも、二世帯住宅のスキップフロアとなれば、さらに緻密で複雑な計算が求められるため、並大抵の技術や経験では、失敗してしまう可能性もあるでしょう。
単純にスキップフロアを設置したい!という理由しかないのであれば、今一度検討し直す必要性があるかもしれません。
各部屋に音が響いてしまう
スキップフロアは、壁で部屋が仕切られているわけではありません。
スキップフロアは、立体的で臨場感のある、広いワンルームのような空間なので、遮音性の低さが、一番の問題になるでしょう。
スキップフロアは、プライベートな空間を確保しにくい間取りでもあるため、工夫が必要です。
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バリアフリーではない
当然ながらスキップフロアは、必然的に段差を作ることになるので、バリアフリーではありません。
そこで、親世帯が生活するスペースは、バリアフリーにする、といった工夫が必要です。
【二世帯住宅】スキップフロアの口コミ!
悪い口コミ
良い口コミ
まとめると
建築費用がかかるわりには、
など、様々なデメリットがあるようです。
しかし、それでもスキップフロアは、狭い土地でも立体的で広い空間に住めることから、多くの人が快適に暮らせているのでしょう。
間取りの工夫次第では、風通しや日当たりも良く、子どもにとって楽しみながら暮らせる住まいは、ある意味貴重かもしれませんね。
まとめ
スキップフロアを二世帯住宅につくるなら、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
リフォーム会社も限られてきますし、必ずしもスキップフロアが、ベストな選択肢ではありません。
しかし、一般的な住宅にはない暮らし方ができるので、検討する価値は十分にあるでしょう。
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